概要
タイトル | かんぱーい |
発行 | 2012年 |
対象年齢 | 対象年齢記載なし |
作 | 山岡ひかる |
紙の厚さ | 紙厚:普通 |
本文ページ数 | 24ページ |
本文文字数 | 175文字 |
1ページあたり文字数 | 約15/2ページ |
登場人物 | 女の子、おかあさん、ぞう、とり、らっこ、パンダ、ねずみ |
その他のキーワード |
よみどころ
かんぱいは、おいしくいただく合言葉
「乾杯」といえば、人間の大人がお酒を飲むときにするだけのものだと思いきや、子供や動物だって「かんぱい」します。
親子で、仲間で、乾杯することで楽しさ倍増、おいしくいただけるというのはわかる気がします。
コップのみでなく、、、
食べ物であれば何でもかんぱいできます!
大人からすれば、お酒以外で乾杯なんて思いもよらないことですが、それを見ている子供たちにとってはごく自然なことなのかもしれませんね。
ねずみさんはビスケットでかんぱいしてますが、人間の家の棚から盗んできたのでしょうか。。まさに祝杯をあげているのでしょう。
ぬくもりのある貼り絵
作中の絵は、動物たちも背景もすべて、色紙を切って貼ってつくられています。
そして、光を作品の上側から当てているからでしょうか、撮影時にできる色紙の微妙な影がちょうどよい立体感がでていて、動物たちもいきいきとしていてとても親しみを感じます。
雑感
大人は、何気なく、もしくはただただ盛り上がって乾杯をしているだけかもしれないですが、子供たちや動物たちにとっては、食べ物を分かち合える喜び、いっしょに同じものを食べる喜びを表現する最上級の合言葉なのかもしれませんね。
いや、大人たちにとってもそれは一緒で、あまりにもたくさんの乾杯のせいで、お座なりになっているだけではないでしょうか。いまここで、めぐりあわせにより一緒に飲むことができる幸福を感謝して、一つひとつの乾杯をかみしめていけたらと思います。
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