概要
タイトル | ぎゅぎゅぎゅー |
発行 | 2018年 |
対象年齢 | 対象年齢記載なし |
作 | 駒形克己 |
紙の厚さ | 紙厚:固い |
本文ページ数 | 20ページ |
本文文字数 | 45文字 |
1ページあたり文字数 | 約5文字/2ページ |
登場人物 | |
その他のキーワード | かたち、オノマトペ |
内容
ふたつのまるが、くっつき、動いて、はじけて色がつき、連なって、重なって、色とりどりのあざやかな花柄になる様子が、ぷちっ、ぱったん、ぎゅーなどいろいろな音をたてながら描かれています。
よみどころ
穴の中に見える、黒い点
絵本の前半では、赤い図形の中に1,2センチくらいの穴が開いていて、隣のページの黒い点が見えるようになっています。
まるでこちらをのぞき込んでいるようで、図形に意思があるようにも思えてきます。
次はどんな動きをするのかな?と好奇心を持って見ることができます。
意味不明だが伝わるオノマトペ
そんな赤い物体が、ぷちっ、ぷつん、びゅーんなど、いろいろな音を立てながらくっついたり動いたりはじけたりします。
なにがおこっているのかは全くわかりませんが…妙にしっくりくるその擬音のおかげで、さらに図形の世界にのめりこんでしまいます。
色が増える
はじめは赤い丸だったものに、別々の色がつき、最後にはカラフルでにぎやかな花模様になります。
まるで春になり道ばたの草に花が咲いたような、いも虫が成長して成虫になったような、生命の営みを感じます。
雑感
大人はなんにでも意味を求めようとして難解になってしまいますが、子供は穴の先をのぞき込んだり指を突っ込んだり一緒にオノマトペを叫んだりして楽しんでくれます。
紙質の固い本なので好きなようにいじらせてあげるとよろこんでくれると思います。
|