ざぶ~ん ざぼ~ん「うみのおふろやさん」 | ごりゅうの絵本棚

ざぶ~ん ざぼ~ん「うみのおふろやさん」

概要

タイトル うみのおふろやさん
シリーズ ぽかぽか おふろ
発行 2007年
対象年齢 対象年齢記載なし
とよたかずひこ
紙の厚さ 紙厚:普通
本文ページ数 24ページ
本文文字数 442文字
1ページあたり文字数 約37文字/2ページ
登場人物 とびうおまんぼういるかたこ
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内容

海の一角が温かいおふろに!
とびうお まんぼう いるかがやってきて
なかよくあそんだそのあとは、
たこさんが一人のんびり入浴するのでした というおはなし

 

よみどころ

社交場としてのおふろ

この「ぽかぽか おふろ」シリーズ、お風呂はいつも神出鬼没ですが、今回は海の仲と、また斬新なシチュエーションです。
利用した動物たちは温まった様子もきれいになった様子もないですが(むしろ、タコ墨で汚れてしまいましたが)…満足して帰っていきました。
実は、表紙の袖(ブックカバーの折り返し)をみると、とびうおさんたちの前に、のこぎりざめ、えい、たつのおとしご、ふぐ、くらげなどの団体さんがおふろを楽しんでいたことがわかります。
ここは、海の生き物たちの社交場として機能しているようです。

ざぶ~ん ざぼ~んとゆっくりした時間

本編は、とびうお、まんぼう、いるかがお風呂にやってきてバシャバシャ遊んで帰る、それだけです。
そこには、ざぶ~ん ざぼ~んと、ゆっくりした時間が流れています。
しかも、それもながーい うみのおふろやさんのほんのひとときでしかありませんでした。
ひろい ひろい ひろーい うみで、ゆっくり、のんびり流れる時間を感じることができます。

そんななか、たこさんはずーっとおふろにつかっていました

表紙の袖では団体さんを見送るたこ。
裏表紙の袖では陸に戻ったおふろやさんとさよならをするたこが描かれています。
たこは終始、おふろにつかっていたんですね。

雑感

たこさんは、おふろに長居をする、常連さんなのでしょうか、それともうみのおふろやさんのときだけ番頭さんをやっているんでしょうか。。
おふろやさんとたこさんの関係性も気になる絵本でした。

他のシリーズでは(多分)出てこない、「おふろ いっちょう!」のせりふもいいですね。

 

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