概要
タイトル | きをつけて3 |
シリーズ | きをつけて |
発行 | 2015年 |
対象年齢 | 対象年齢記載なし |
作 | 五味太郎 |
紙の厚さ | 紙厚:普通 |
本文ページ数 | 23ページ |
本文文字数 | 180文字 |
1ページあたり文字数 | 約16文字/2ページ |
登場人物 | ふね |
その他のキーワード | なみ、晴れ、くもり、雨 |
内容
小さな船が海を行きます。
たくさんの船や大波、厳しい天気にも負けず海を進み、親船(?)に出迎えてもらいました。
よみどころ
今回の「きをつけて」は主役からの発信
小さな船が港(ゲート)を出て、ほかの船の間を縫い、大きな船の横を通り過ぎ、大海原をはしります。
そのたびに、じゃましないように、ぶつからないように、ひっくりかえさないように「きをつけて」と注意喚起をしています。
今回はどうやら、主人公の小さな船みずからが周りに言っているようですね。
周りに危険がなくなったときには、「さびしくさせないように きをつけて」ですって。
自由奔放な小船さんですね。
船一隻一隻に表情が
みなとの建物、船たちには表情がついていて、みんなほっぺがあるのがかわいいですね。
その表情から、なんとなくこの船は停泊中、この船は移動中といった様子も読み取れるのが不思議です。
そして大型タンカーは悪そうな顔をしています。
実際、船の波で小さな船はひっくり返りそうになるので、イメージどおりでしたね。
親船からのお出迎え
「おむかえおくれないように 気を付けて」といわれながらもやってきた船は、小さな船と同じ、ラッパのように前に突き出たホーンと上に掲げられた三角の旗から、明らかに身内ですね。きっとお父さんとお母さんでしょう。
最終ページでは親船から「『きをつけて』ばかりいわないように きをつけて」なんてたしなめられながらも、おすまし顔で海を行く小さな船でありました。
雑感
そういえば、冒頭で小さな船が出発したゲートには、同じくらい小さな船がもう一隻いました。
もしかしたらここは保育園か公園みたいなところかもしれませんね。
ゲートにはいつものおしゃれすぎて読めない文字が書いてありますが、なんとかGARDENと書いてあるような。。
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