概要
タイトル | すりすりももんちゃん |
シリーズ | ももんちゃん あそぼう |
発行 | 2002年 |
対象年齢 | 0歳~ |
作 | とよたかずひこ |
紙の厚さ | 紙厚:普通 |
本文ページ数 | 23ページ |
本文文字数 | 252文字 |
1ページあたり文字数 | 約22文字/2ページ |
登場人物 | あかちゃん、ひよこ、きんぎょ、いぬ、ねずみ、さぼてん、おかあさん、ねこ |
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内容
いろいろな動物に すりすりされる ももんちゃん。
さぼてんさんの すりすりは いたかったけど
おかあさんのところに いくまでは
がまん がまん というおはなし
よみどころ
すりすりされる、ももんちゃん いーいにおい
ももんちゃんがいろいろな動物たちから愛情たっぷりにすりすりされます。
本編には出てきませんが、表紙ではねこからもすりすりされています。
そしてみんなが口をそろえて、「いーいにおい」といっています。
本当に愛されてますね。
そして、次々と動物たちがすりすりしていく中、前ページですりすりした動物はとても満足そうに去っていきます。
がまんがまんのももんちゃん
残念ながらというかやはりというか、さぼてんさんからのすりすりは痛くて耐えられなかったようです。
でもすぐに泣いたりはせず、おかあさんのところにたどり着くまで(結構長い、6ページ…)は がまん がまんを続けます。
さぼてんさんも わるぎがあってやったわけじゃないんだ、好意をもってしてくれたことだからないちゃだめだ、でもいたい~、という気持ちでしょうか。
けなげなももんちゃんにきゅんとしてしまいます。
がおかあさんに すり すり いーいにおい
そんなももんちゃんはおかあさんの胸でひとしきり泣いたあと、ほっぺにすりすりして、いーいにおいをかぎます。
おかあさんのにおいは、本当に安心するんでしょうね。
雑感
においの良し悪しって、きっとにおいそのものではないんでしょうね。
そのにおいを発している人、ものに対する感情がそのまま乗りうつるような気がします。
もちろん臭いのはだめですけど。
家でも部屋でも職場でも、家族や友人に、いーいにおい と言われるような空間を作っていきたいです。
それにしてもさぼてんさん、ちょっとかわいそうでしたね。
ももんちゃんのことがすきなのに、満足にすりすりもできないなんて。
さぼてんさんだってすりすりしたいよね。。さぼてんさん目線だと、少し切なくなる絵本でした。
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