”ずんずん”進む「いちごさんがね・・」 | ごりゅうの絵本棚

”ずんずん”進む「いちごさんがね・・」

概要

タイトル いちごさんがね・・
シリーズ おいしい ともだち
発行 2016年
対象年齢 対象年齢記載なし
とよたかずひこ
紙の厚さ 紙厚:普通
本文ページ数 24ページ
本文文字数 165文字
1ページあたり文字数 約14文字/2ページ
登場人物 いちごかえるへびゆきだるま
その他のキーワード

よみどころ

6個のいちごが「ずん ずん」歩く

6個のいちごが、ショートケーキの上にたどり着くために(ネタバレ)、ひたすらあるいています。

文字数が少しあるように見えますが、かなり終盤まで、「いちごがろっこ」と、「ずん ずん」の繰り返しで、リズミカルに楽しく読み進めることができます。

かえるやへびにも動じず、ずんずん歩き続ける姿はかっこよくもあります。

決め台詞は「しんぱいごむよう!」

おいしいともだちシリーズでおなじみの「しんぱいごむよう」は健在です。

今回は雪だるまに登ったところで突風にあおられ(意味不明)飛ばされてしまいます。

ブックカバーの袖にも注目

とよたさんの絵本では定番の仕掛け、ブックカバーの袖(折り返しの部分)にも注目です。

表紙の袖では、旅に備え、6個のいちごたちが支度をしています。いちご同士で、リュックを背負うのを手伝っている姿は非常にほほえましいです。

雑感

前述しましたが、6個のいちごが力を合わせて旅する姿はかっこいいです。

これを読んだ後は、ショートケーキに乗っているいちごを見る目も変わってしまうかもしれません。

確かに一つのケーキには大きさも形もほとんど同じいちごがのっかってますよね。

同じ畑からここまで一緒に来たのかなと思うと切り分けるのが忍びなく思えてしまいます。

それにしても、おおむね唐突なストーリー展開の多い本シリーズですが、今回は特に、なぜゆきだるまに上る必要があったのか。。わかりません。

 

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